原田幸哉と唐津

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原田幸哉

21日から唐津では12年ぶりのSGとなるグラチャンが開幕する。深川真二の欠場で地元の大駒が不在となったのは残念だが、グラチャン史上最多となる女子4人が出場するなど、話題も豊富だ。

その話題の一人となるのが原田幸哉。5月のオールスターを制し、賞金ランキング1位に躍り出たばかりだが、今度はSG連続Vを懸けての参戦だ。そんな原田は唐津に対して「いいイメージしかない」と水面相性の良さを強調。活躍に期待が高まる。

だが実際、原田の唐津成績は「得意」どころか「悪い」と言わざるを得ない。直近3年間でGIを4節走っているが、優出どころかいずれも予選落ち。3月の68周年では予選で1勝も挙げられなかった。

では原田の言う「いいイメージ」とは何か。「唐津は全国的に見ても、風の強弱が変わりやすくてスタートが難しいレース場の一つ。でも僕は逆にそういう場の方がスタートに集中できていいスタートを決めることができる。だからいいイメージなんです。宮島も同じ感じ」。確かにエンジンの兼ね合いもあり成績は伴っていなかったが、スタートタイミング、スタート順はどの節でも早い。"たまたま"足がなかっただけかもしれない。