新ルールになった非常識Fのその後

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5月1日に非常識Fの罰則が変わり1ヶ月が経った。これまでは即日帰郷だったが、変更後は30日のF休み+5日、つまりF休みが35日に延長された。

もちろんF発生の抑止力の強化を狙ってのものだが、では実際にここまでのF状況はどうか。5月は計134件のFが発生した。うち優勝戦では3件、GIでは3件。そして非常識はというと8件発生、割合としては全体の6%ほどが非常識だった。

これが多いか少ないかはさておき、やはり選手からすると+5日のダメージは大きい。今回の変更について、多くの選手が「即日帰郷の方が良かった」と話す。「F後は基本6コースになるのだから、それが罰則。そうなると勝率を落とすわけだから」というのが理由だ。

6月に入っても5日の福岡で、日高逸子が+06のフライングを切った。走り慣れた選手でも、風向きなどの急な変化には対応できない時もある。少なくともここまで抑止力があがったとは思えない。

ただ、ルール変更されてまだ1ヶ月。今後、選手は斡旋日数や出走回数を考える期末などになると、非常識はできないと大きく感じるかもしれない。もちろん最初からFをしようと思っている選手などいないが、今後、どんな効果をもたらすのか。引き続き注目しておきたい。