ヤングダービー勝負駆け状況

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6月は多摩川で開催されるヤングダービーの選考締め切り月だ。同タイトルは30歳未満の若手選手による祭典で、選考基準は昨年7月から今年6月までの勝率。優先出場は前年覇者(羽野直也)と6月中旬に津と福岡で行われるイースタンヤング・ウエスタンヤングの優勝者。

現時点での勝率ボーダーは中田夕貴の5.85。昨年は5.39、一昨年は5.44だったことと比較すれば、ボーダーは篠崎仁志遠藤エミ中田竜太らがいた5年ほど前の水準に回復しているといえる。

勝率6点台の選手たちはほぼ安泰。勝負がかかってくるのは5点台の以下の選手。

46位佐藤隆太郎6.01
47位山下流心5.99
48位松山将吾5.99
49位佐藤航5.94
50位中川りな5.92
51位末永和也5.91
52位中田夕貴5.85
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53位鈴谷一平5.85
54位溝口海義也5.84
55位前田紗希5.81
56位高橋竜矢5.80
57位馬野耀5.75
58位吉田凌太朗5.74
59位小芦るり華5.67
60位實森美祐5.66

地元開催のビッグレースだけに何としても出場したい佐藤隆太郎は、イースタンヤングと芦屋MB大賞で勝負駆け。どちらも相手が厳しいが、しっかり粘りたいところ。

山下流心もヤングダービー出場を大いに意識している。これが最初で最後の出場チャンス。「1回ぐらい経験したいと思っている」と話していた。

中川りな、中田、前田紗希の女流3選手も今年がラストチャンス。中川と前田は桐生の女子戦、中田は江戸川の混合戦が勝負駆けとなる。大いに注目したい一戦だ。