5月号インタビューダイジェスト

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桐生順平遠藤エミ

5月11日に発売される本誌マクール6月号では、巻頭インタビューに守田俊介藤山翔大×菅章哉による"爆伸び"対談、SG初出場を控える實森美祐と宮島オールスターに出場する人気者が勢ぞろい。

4月13日に引退した山崎智也さんの緊急企画、そして女子選手SG初制覇「70年目の偉業とこれから」を大特集。ぜひ、お近くの書店、当サイトからの通販からお手に取っていただきたい。

さて、5月号ではSG初優勝した遠藤エミ、そして今年絶好調の桐生順平に話を聞いた。ここでダイジェストでお届けしよう。

遠藤エミ

「いまだかつてない緊張」

優勝戦は想像以上のプレッシャーと吐き気でした。普通にしようとしてもできない。まともに呼吸できない感じでした(笑)。昨年のレディースチャンピオンの優勝戦1号艇の時は、不安もあっての緊張だったけど、今回は不安とかではなく、すごくこみ上げてくるものでした。緊張具合でいうと、準優勝戦の方が上だったかも。手汗がホントすごかったし、待機行動中にエンストしちゃって焦りました。優勝戦は緊張というより、ずっとソワソワしてる感じでした。

たくさんの人に励ましてもらいました。ピットですれ違う人、すれ違う人が「がんばれ!」って言ってくれて、それが力になりました。こういう環境も、鵜飼菜穂子さん、日高逸子さん、寺田千恵さんなど大先輩が道筋を作ってくれたことが大きいと思います。優勝は自分1人だけの力ではなかったと思います。

桐生順平

「不変のスタイル」

誰もが認める勝ち方をしたい。それが強いでも、うまいでもいい。その想いはずっと変わりません。「なんでそこから来れるの?」みたいな。そして人にぶつけず、危ないこともせず、選手から見てもファンから見ても、誰から見てもクリーンな勝ち方をしたいですね。

目指しているところは正直ありません。強いて言うならもう1回グランプリを獲ることかな。グランプリに行くためには、ということを考えてもしょうがないので、結局は目の前の1走1走をがむしゃらに、お客さんが喜んでくれるような走りをするしかないんですよね。

グランプリを優勝したら、それまで見えていた景色が何か変わるのかと思っていたんですけど、それがわからなかったんですよ。変わったのは周りの人の目や評価だけ。僕は何も変わっていないのに、勝手に変わっちゃんですよ。それって結構さみしいことだなって。なにか自分が思っていた感じと違うなって思ったから、もう一度、獲ってみたいって思っています。