西岡成美の卒業論文まとめ~前編~
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【西岡成美】
2018年11月26日、123期生として鳴門でデビューした西岡成美。当時の西岡は高知県立大学に在学しており、デビュー後1年半は学生とレーサーの二足の草鞋を履いていた。「せっかくがんばって入った学校だったし、残りの単位もそんなになかったので、卒業したかった」と中退せずに卒業した。その時に提出した論文のテーマは「女子ボートレーサーが応援によってもたらされる効果とファンとの向き合い方-アイドルとの比較を通して-」。
なかでも興味深かったのは、女子レーサーを応援するにあたり、ファンがどのような意識を抱いているのかを調べるために、本人のTwitterを用いて意識調査を実施したこと。その結果は以下の通り。
問1
なぜ女子レーサーを応援しているのですか?
レーススタイルが好きだから 34%
顔が可愛いから 30%
練習など頑張っているから 9%
地元が同じだから 9%
ファン対応がよいから 6%
その他 12%
応援する理由を大まかにまとめると、①レーススタイルの好み、②舟券を買うに当たっての予想のしやすさ、③ルックス、④応援したくなる気持ちになる。というのが大きな要素だった。
問2
男女それぞれ応援するにあたり見方の違いはありますか?
ある 57%
ない 43%
その他 1%
女子はレーススタイルのほかにビジュアル的要素や頑張っている姿などが評価されてファンが付きやすいが、男子はレーススタイルやギャンブルとしての要素で応援されることが多い傾向にあるようだ。
問3
応援選手の舟券は頻繁に買っていますか?
毎回買う 24%
時々買う 40%
あまり買わない 4%
買わない、応援するのみ 4%
枠番や番組による 24%
オッズによる 4%
総じて応援選手の舟券は比較的買うという人のほうが多く、エンジンの状態や選手の近況状況によっても左右されるようだ。
問4
アイドルレーサーとはどのような選手を指すと思いますか?
顔が可愛いレーサー 48%
ファン対応のよいレーサー 19%
若いレーサー 5%
稼いでいるレーサー 4%
その他 3%
言葉の表現や考え方はそれぞれであるが、そもそもボートレースにアイドルという概念は必要ないという意見も多く見受けられ、アイドルレーサーという言葉を受け入れられないファンもいた。
問5
女子ボートレーサーを恋愛対象として見ることができますか?
はい 63%
いいえ 37%
「はい」と答えた人が過半数を占め、アイドル的要素は受け入れられていると考えられる。
記述式の質問やまとめは後日、お伝えしよう。