SGで超伸び型は通用したのか

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藤山翔大

遠藤エミの優勝で湧いた大村のボートレースクラシック。戦前のひとつの話題になったのが、藤山翔大菅章哉など、超伸び型の選手がSGの舞台で通用するのかということ。

成績だけを見ると予選落ちだったので期待された活躍はできなかった、というべきかもしれない。しかし、ひとつひとつのレースを見ると、間違いなく存在感を発揮していた。

初日1号艇で登場した藤山が02のスタートを決めて1走目で水神祭を達成したが、2日目に6・6着と大敗。これで予選落ちがほぼ決まってしまったものの、伸びそのものはきており、内寄りの選手がスタートを張り込んで抵抗に遭って大敗した。

4日目には6号艇5コースからまくって2勝目、5日目には5号艇4コースからまくって3勝目をマークし、一撃の破壊力をまざまざと見せつけた。

繰り上がりでSG初出場を果たした菅だが、なかなか伸びがつかず、予選は未勝利。節間、かなり苦戦した雰囲気だったが、敗者戦の5日目にカドから本領発揮のまくりで水神祭。意地は見せた。

6号艇でチルトを1度、1.5度と跳ねた下出拓矢は、見せ場を作るシーンはあったものの、外からの1着は獲れず。しかし4日目の2号艇で平高奈菜をジカまくりで沈めてシリーズ初白星。

超伸び型ではないが、伸び足強力だった渡邉和将も、Fには散ったがシリーズを盛り上げたひとりだった。

インが強い大村でこれだけの見せ場を作ったのだから、今後のSGでも仕上がり次第では、超伸び型選手の活躍を期待せずにはいられない。