狙うは加藤峻二超え!?

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日高逸子

11日が最終日だった尼崎オールレディースは、展開を捉えた4号艇・日高逸子が優勝。2020年8月の芦屋以来、約1年7カ月ぶりの優勝となったと同時に、自身の持つ女子の最年長優勝記録を更新。ついでに還暦の女子レーサーでは史上初のことだった。

昨年はF3からのB2級落ち、そして手術による欠場と苦しんだ。ブログやSNSには「早く引退しろ」という心ない書き込みが寄せられた。だが「最後まであきらめない」不屈の闘志で復活。A2級に復帰し、2月のレディースオールスターに選出されたのは、多くの応援するファンがいるからだろう。

「57歳で引退した古川美千代先輩まではと思っていたけど、もう60歳になっちゃった(笑)。まだまだ現役バリバリで頑張りますよ」。昨年10月に還暦を迎えたグレートマザーはそう言って笑った。

では次の目標は? 「最年長の優勝記録をもっと塗り替えたいですね。今村(豊)さんは60歳前に辞めちゃったし、次は加藤峻二かな? ははは(笑)」と73歳で引退した通算レジェンド・加藤峻二さんの名前を挙げた。

通算2390勝。女子では山川美由紀に続く、2500勝も迫る。「女子は若くてかわいくて強い子がいっぱいいますからね~」と笑うが、心の中ではライバル心むき出しの日高。今後、どのような"伝説"を作ってくれるのか、楽しみだ。