波風に強い女子選手は?
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【田口節子】
22日から桐生で女子レーサーたちの祭典、GI「第6回レディースオールスター」が開幕する。桐生での開催は初、ナイター開催も初めてとなる。
この時季の桐生で最も気になるのが“赤城おろし”と呼ばれる強い追い風。2月初旬のGI関東地区選でも安定板使用、2周回レースになるなど、水面は荒れた。地元の櫻本あゆみも「よくこの時季に桐生で…」と苦笑いするほど。女子レーサーは荒れ水面の得手不得手が極端なだけに、主力選手と言えども、乗りこなすのは容易ではないだろう。
では女子選手で誰が波風に強いのか。昨年1年間で風速5m以上だったレース(30走以上)での勝率上位選手は
順位 | 選手名 | 勝率 |
1 | 田口節子 | 7.65 |
2 | 遠藤エミ | 7.59 |
3 | 守屋美穂 | 7.57 |
4 | 小野生奈 | 7.35 |
4 | 細川裕子 | 7.35 |
と順当な顔ぶれだ。守屋に関しては1着率は唯一の40%超えとなる41.2%を残している。ただ、守屋は「波風が苦手」と自負しており、5m以上の赤城おろしが吹くことになれば、過信は禁物かも。
ちなみに地元選手では櫻本は6.58、松本晶恵は6.38の勝率。回収率では喜多須杏奈がトップの230.4%、高田ひかるが129.2%、佐々木裕美が126.4%を残している。
もちろん荒れ水面になるとは限らないが、荒れることが多い2月の桐生。風に強い選手は頭に入れておきたい。