舟券に欠かせない2・3着巧者

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

河合佑樹

過去1年間の1コース勝率は55.6%(集計は全国、21年2月~22年1月)。舟券予想において軸になるのはインで、その相手探しをするというのが、現代ボートにおけるオーソドックスな考え方だろう。

選手の力量はもちろん、コース、展示タイムやスタート、様々なデータを駆使し、勝負する舟券を絞っていくが、そのひとつに「2・3着巧者狙い」もある。今回は過去1年における2・3着データを集めてみた(期間出走回数100走以上)。

【2着率ベスト10】

1 河合佑樹 30.9%

2 浜田亜理沙 29.5%

3 吉田俊彦 29.1%

4 石倉洋行 28.3%

5 角谷健吾 28.2%

6 石塚久也 27.9%

6 齊藤仁 27.9%

8 中田竜太 27.8%

9 鈴木勝博 27.7%

10 山田雄太 27.6%

2着率1位は全選手唯一30%を超えた河合。1月に尼崎周年で優勝し、勢いに乗るが、全体的に見ても好調。11月からの新期勝率は7.58と充実の走りで、大外以外であればどこからでも2着に粘り込んでくる。

このランキング紅一点の浜田が2位。スタートが控えめなタイプではあるが、道中戦は果敢。持ち前の旋回力で2着を量産する。

伸び足をしっかり仕上げるタイプの石倉は、1着率も30.6%と高く、2着固定では少々危険。舟券貢献度が高いタイプだ。

【3着率ベスト10】

1 表憲一 28.7%

2 今泉友吾 27.4%

3 小松卓司 27.3%

3 山下昂大 27.3%

5 森智也 26.9%

6 鋤柄貴俊 26.6%

7 半田尚也 26.2%

7 溝口海義也 26.2%

9 前野竜一 26.1%

10 南佑典 26.0%

10 明石正之 26.0%

3着率になると、一気に伏兵の色が濃くなる。表は典型的な3着屋で、1着~3着の数が、36勝、2着48回、3着75回と3着が跳ね上がる。これは最近突然の傾向ではなく、デビューした当時からこういう着取りだった。好調時は、3着の数字と2着の数字が逆転するというくらい。

ランキングメンバーでは最も高い実績を誇る今泉。デビュー当時からフライングを切らない記録でおなじみの遅攻派タイプ。3着率の高さは誰もが納得するところだろう。

このランキングに登場する多くの選手は、3着につけておけば少ない点数で好配当をもたらしてくれるので、しっかり覚えておきたいところ。