選手会長、超久々の優勝

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上瀧和則

ご存知のように、昨日(27日)が最終日だった津の一般戦「マンスリーBOATRACE杯」で選手会長の上瀧和則が優勝した。それも4カドからコンマ08のトップスタートを決めてのまくり快勝。97年以降では49回の優勝がある上瀧だが(通算では83優勝)、その中では5回目となるまくりで決めた優勝だった。

実に10年10ヶ月ぶりとなる優勝に驚いた人も多いだろう。ただ、走る選手会長に注目していた人ならば、十分あり得ると思っていたのではないか。というのも上瀧は復帰した20年こそ優出は1回のみだったが、昨年は5回。出場20節で5回はブランクを考えれば"立派"だ。

復帰後には徐々に成績を上げてきており、昨年は1着率24.4%、2連対率46.8%、3連対率では59.3%と、舟券対象として外せない存在となっている。まだ少なくて参考程度だが、今年の3連対率は実に85.7%。

また、スタートタイミングも18→17→16と徐々に早くなり、合わせて発順も2位台に上げてきている。上瀧は選手会長になる前にはさほどスタートの早い選手ではなく、早い期でもコンマ16が最高。つまり現在は53歳にして自分史上最高のSTをたたき出しており、新期はひょっとしたら自己最高を更新する勢いだ。

上瀧選手会長といえば、その息子・絢也が126期として20年5月にデビューしている。ただ、デビューから1年半以上たってもまだ水神祭を上げられていない。最高着順は今年の唐津正月戦における2着。このシリーズには、親子で出場しているがそれぞれの成績は以下の通り。

上瀧和則 1225431413

上瀧絢也 666426366

月並な想像になってしまうが、上瀧和則は、身を以て息子に範を示そうとしているのかもしれない。