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ボートレースの2021年次売上が約2兆3300億円だったことは先日お伝えした。このことはファンにとってはほとんど関係ないが、では選手たちにとってはどうだろうか。
賞金額がアップされるわけでもないから、ファンと同じように、選手にとってもあまり影響はないと思うかもしれない。しかし実際は、選手の賞金にはかなり影響が出ると推測される。というのも、賞金額そのものは変わらなくても、その基準に大きな違いが出るからだ。特に一般戦を主戦場とする選手には顕著に変化が出そうだ。
一般戦の賞金額は、各レース場の売上によって、1号賞金、2号賞金に分けられている。具体的には前年(1月~12月)の1日平均売上が3億5000万円以上なら2号賞金、それ未満なら1号賞金となる(4月以降の賞金)。もちろん、2号賞金のレース場の方が賞金は高く、たとえば優勝戦の賞金額の違いは以下の通りだ。
着順\場 | 1号場 | 2号場 |
優勝 | 74万円 | 98万円 |
2着 | 48万円 | 72万円 |
3着 | 38万円 | 56万円 |
4着 | 34万円 | 44万円 |
5着 | 31万円 | 41万円 |
6着 | 29万円 | 39万円 |
優勝戦以外でもすべて賞金額は異なり、レースの種類や着順により若干の違いはあるが、1号場の賞金は2号場のおよそ75%となる。そして今年度、2号賞金場は11場。しかし昨年の売上をもとにざっと集計すると、来年度は22場が2号賞金場となる。
たとえば今年度に1750万円を稼いだ選手がいて、その出走は半分が1号賞金場、もう半分が2号賞金場だったとする。大ざっぱに1000万円は2号場、そして750万円は1号場で稼いだ賞金だ。しかし来年度は出走がほとんど2号場となるわけだから、同じ成績だったとすると賞金は2000万円となる。1割以上の獲得賞金アップだ。
振り返ると、売り上げ低迷で2012年度は2号賞金場がわずか2場だった(蒲郡・住之江)。それが14年以降はナイター場すべてが2号場となり、さらに2年前からモーニング、デイ場でも2号場が現れ始めた。ただ、SG開催に左右されるケースもあったが、今後はSGの有無にかかわらず、多くが2号となりそうだ。
現在、133期のボートレーサーが募集されており、その魅力の一つに平均年収1700万円が掲げられている。135期の募集あたりから、この金額が1800万、ひょっとして1900万円に変更される、かも?
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