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【片岡雅裕】
2021年のボート界トピックまとめ、最終回は10月~12月の秋編。
●グランプリ優勝戦、41億円の大返還
2年ぶり2回目のナイター開催だった住之江グランプリ。シリーズ戦は西山貴浩、グランプリは峰竜太が1マークでブイに接触して転覆(妨害)し、後続艇が巻き込まれる事故レースとなってしまい、グランプリの方はゴールしたのが2艇だけの大波乱決着。3連単と3連複が不成立になり、優勝戦の売り上げ約42億7752万円の96%にあたる約41億1426万円が返還となった。
白井英治がS展示同様に強気の前付けに動き、これに抵抗して3コースになった瓜生正義が見事なツケマイで峰竜太を沈めた後、峰はブイに接触して転覆。いずれも差そうとしていた平本真之、丸野一樹、毒島誠が次々と乗り上げて転覆。事故がなければ恐らく最後方だった白井だけはハンドルを右に切って際どいところで難を逃れた。
これまで1レースにおける最高返還額は2艇がFを切った02年の宮島グラチャン優勝戦で、その額は約24億円だったが、今回はスタート無事故でありながら、3連単、3連複が不成立となり、これまでの記録を約17億円も上回る史上最高額の返還になってしまった。それでも節間トータルの売り上げは目標の230億円を超える240億円オーバー。それがせめてもの救いだった。
●片岡雅裕が1500走連続完全無事故達成
12月16日の住之江GPシリーズ戦3日目2Rで、片岡雅裕が完全無事故1500走を達成した。前人未到で今後絶対に破られないであろう2749走完全無事故を達成した中林秀人に続く2人目の1500走到達となった。
スタート無事故とは違い、選手責任外の転覆やエンストなどでも記録が止まってしまうのが完全無事故の難しさだが、片岡は16年10月25日平和島の転覆(選手責任外)を最後に、出場した1500レース全てでゴールしたことになる。
この間の勝率は6.74。優出は63回、優勝はGIを含む19回という素晴らしい成績を残している。完全無事故記録は、そもそもこれまではSGに出場するようなトップレベルの選手には無縁とも言える記録。2022年に片岡がどこまで記録を伸ばすのか、大いに楽しみにしたい。
●笠原亮が復帰戦で優勝
20年8月16日に地元浜名湖で大けがをした笠原亮が10月30日からの浜名湖で約1年2ヶ月ぶりに実戦復帰。好エンジンを手にして予選トップからの王道優勝を果たし、自ら復帰戦に花を添えた。
優勝戦は1号艇でインから逃げ切り勝ち。これで優勝戦におけるイン戦の連勝記録も「22」として、96年以降でトップの峰竜太、寺田祥の2人に並んだ。笠原の記録がスタートしたのは11年9月の住之江なので、もう10年以上も優勝戦のインでは負けていないことになる。通算でも優勝戦のイン戦は36戦で33勝。その優勝率は91.7%という、とてつもない信頼度になる。
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