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本日(23日)多摩川で開幕したSGチャレンジカップ/GⅡレディースチャレンジカップ。初日はオープニングセレモニー(開会式)が行われた。以前は“恒例だった”開会式だが、有観客での実施は、SGでは住之江グランプリ(優勝:石野貴之)、PGI以上では徳山クイーンズクライマックス(優勝:今井美亜)以来、約2年ぶりのこと。
開会式は9時20分からスタート。開門前から長蛇の列ができていたが、目の前で見ることができたのはそのうちの先着100人だけ。先頭のファンは始発が動き出す前には到着していたというから、その期待感がわかる。
あらかじめファンには、「所定の位置で観覧」「声は出さずに拍手で応援」「サインやプレゼント渡しなどふれあいはなし」ということが伝えられた。そのアナウンスをしっかり守り、大きな混乱は見られなかった。
挨拶する選手も久しぶりにファンの前に出るとあって、イキイキしているように見えた。トップバッタの大瀧明日香は、開口一番「お久しぶりです」と放ち、海野ゆかりも「ご無沙汰です」、守屋美穂は「こうしてみなさんの前に出られることが嬉しいです」と再開を喜ぶ挨拶が印象的だった。
もちろん、開会式に燃える男・西山貴浩も「いえええええええ~~~! みなさんはこんな大きな声は出さないように」とアピール。またパフォーマンスではおなじみの長嶋万記は「レディースオールスターファン投票、まだ投票していない方は、岩崎芳美をよろしくお願いします」という呼びかけも笑いを誘った。
イベント後、司会を務めた伊藤政昭アナに話を聞いた。
「東京のお客さんの気質なのか、本当にみなさんルールを守ってご覧いただいたなというのが一番の印象です。声援はほとんど起きず、大きな拍手ばかりでしたね。選手も久しぶりにファンの前に出て楽しそうでしたし、今後へ向けて大きな一歩になったんじゃないかと思います。
裏方的な話をすると、多摩川のステージは、競技地区(ピット)の真横なので、開会式をやるには日本一動線がいいといえます。選手が待機するにも密にならなくて済みますし、出番が終わったらそのままピットに戻れますからね」
尼崎では優勝者表彰、津では高田ひかるのトークショーをファンの前で行った。残念ながらチャレンジカップの表彰式はファンの前では行われないものの、少しずつではあるが、選手のイベントも戻ってきそうだ。
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