常滑防風ネットの効果は!?
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本日(11/6)、常滑の新スタンドがオープンした。レースは11月6日~10日の「清水建設杯~新スタンドオープン記念競走~」で、主力は上條暢嵩、重野哲之、金田諭ら。地元からは杉山裕也、天野晶夫、宇佐見淳。男女混合戦で中村桃佳や櫻本あゆみが参戦するなど、こけら落としにふさわしい豪華メンバーが集結した。
現在発売中の本誌マクール11月号「マクール探偵局」では、常滑防風ネットについて、11月11日に発売の12月号では新スタンドの見どころを紹介している。
実は新スタンドと防風ネットはセットですすめられた事業。日常的に海からの強風に頭を抱えていた同場が、新スタンド建設を機に、防風対策に乗り出し、1マーク側に高さ32メートル(海上から)、幅257メートルという大型の防風ネットを新設。その工事は1年4ヶ月もの歳月をかけ、今年の1月にようやく完成した。
新スタンドも風を計算に入れて設計されており、1マーク側の新スタンドと2マーク側の東スタンドの間には防風壁の「ウィンドウォール」も設置された。こうして強風対策は完結した。
防風ネットはスタンドよりも先に運用が始まり、もうすぐ1年が経つ。北~北西の風をシャットアウトすると、その効果はてきめんで、年間で数回はある荒天による中止順延が運用開始後は一度もない。さらに安定板の装着もほとんどないというから驚きだ。
1マーク付近の風が収まったことによって、レース傾向も若干変化した。そこで防風ネットの運用が始まる前(20年1月1日~12月31日)と後(21年1月1日~10月31日)のコース別1着率を比較してみよう。
運用開始前
1コース 56.6%
2コース 12.4%
3コース 12.5%
4コース 11.4%
5コース 6.1%
6コース 1.6%
↓
運用開始後
1コース 57.5%
2コース 14.3%
3コース 11.2%
4コース 9.7%
5コース 6.4%
6コース 1.8%
風が収まったことによって好水面が望める1マークは、インも思い切って握っていけるし、スタートも揃う傾向。インが約1%強くなったこともうなづける。一番大きな変化といえるが、2コースの戦法。セオリーはもちろん差しだが、ジカまくりも一定数で決まる。割合でいうと、以前は差し3:まくり1だったものが、2:1くらいになっている。
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