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【前本泰和】
本誌マクール11月号が10月11日に発売される。今回はダービー展望号ということで、その舞台である平和島で2度のSG優勝を果たした深川真二、そしてダービーでSG初出場を果たす古澤光紀にインタビューした。そして、特集はファンの懐と選手を直撃する「番組のヒミツ」。
さて10月号では、前本泰和、佐々木完太、入海馨にインタビューした。それぞれダイジェストでお届けしよう。
○前本泰和
「やり続けた結果が今」
支部内でもスポットライトを浴びるようなことは特になかったですけど、全然焦ることはなかったです。その時できることをやる、それだけでした。調子が良くても悪くてもやることは変わらない。それを続けてきた結果が今なんじゃないかと自分は考えています。
強い選手になりたい、それだけですよね。それは周りと比較してどうこうじゃなくて、自分との戦いなんだと思います。自分が諦めたら終わりなんですよ。
例えばメモリアルに選ばれることもなかなかなかったですけど、それが自分の実力と受け止めていました。そこでクサっちゃったら成績も落ちちゃったと思うんです。気持ちが続かなかったら落ちるのは早いと思います。コツコツと…、続けてきた結果が今なんです。
「筋トレをしない理由」
野球部だったので体力もある方だと思いますが、トレーニングは全くしていません。周りの人みんなに言われるんですが、僕の身体ってエンジンが出やすいらしいんですよ。たしかに自分でもエンジンがよく出るなって思っていたんですけど、肩幅や筋肉のつき方が絶妙なバランスみたいです。筋トレをしたらバランスを崩してしまうのがこわいので、何もやっていません。
強いて言うならボートの練習で体を使うことがトレーニングですかね。お酒は結構飲みますが、減量や増量で苦しんだこともないですね。恵まれた体です(笑)。
○入海馨
「結婚の影響」
勝率がアップしたのはフライングも事故もしなかったこと、調整もあっていたことが大きかったと思います。一度勝率6.20を取ったあと、なかなかうまくいかなくてF2もしました。あの経験でスタートは気をつけないといけないと思うようになりました。勝負どころでスタートに頼り過ぎないようにと意識しています。
それと最近は展示タイムを気にするようになりました。やっぱりエンジンが出ていれば勝ちやすいので、調整が合っているかどうかの目安として、参考にしています。
結婚?その影響も結構あったと思います。去年の11月に結婚して(妻は新田有理)、そこからの半年間で残した成績ですもんね。すごく気持ちが楽になったというか、レースに集中できるようになりました。心の広い相手なので、のびのびさせてもらっています。一人でやっていると無理してしまうタイプなんですけど、妻がリラックスさせてくれます。それがいい方向に繋がっているんだと思います。
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