64号機は夜に輝く
{{ good_count }}
この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。
全国ボートレース甲子園で乗った毒島誠によって、「日本一」の称号が与えられた丸亀の64号機。もはや当欄の常連となっている。
現在行われている「スポーツニッポンカップ」では、橋本年光が乗り、展示タイムこそ中堅上位程度ながら、走り出すと異次元パワーで他艇を抜き去っていく。
特に圧巻だったのは2日目12R、6号艇でのレース。大外進入から遅れ差しで最内を突いた橋本は、バックでみるみる伸びて先頭集団に追い付き、2マークでさばいて先頭に。その後、安河内将に逆転されるも再度抜き返して先頭ゴール。3連単は2万舟の波乱を演出した。
このレースを見て記者は思うことがあった。「夜の時間帯になると、一層パワーが増していないか?」と。そこで調べてみた。
中間整備実施後、64号機のレース番号別入着率は以下の通り。
1~3R
1着率 51.4%
2連対率 65.7%
3連対率 80.0%
4~6R
1着率 33.3%
2連対率 63.6%
3連対率 78.8%
7~9R
1着率 41.5%
2連対率 58.5%
3連対率 82.9%
10~12R
1着率 51.0%
2連対率 75.5%
3連対率 83.7%
メンバーが軽い1~3Rだとさすがの数字だが、強豪選手と当たる10~12Rでの成績が1日の中で最も高いのは驚きだ。1着率5割超、3連対率83.7%は異次元の数字と言えるだろう。
要因は複数考えられるが、やはり一番は夜になって気温が下がることで、エンジンの出力がより増したからではないだろうか。どのレースを見ても、お昼のレースよりも力強く出ていくことが多い。
丸亀の現行機は11月の周年まで使われる予定。残り1ヶ月半、最後まで狙い続けて、おいしい舟券を獲り逃さないようにしたい。