女子が少なめの129期
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養成所で22日に行われた第129期の卒業レースで、香川の西岡顕心(けんしん)が優勝したのはご存知だろう。第36期から行われている卒業レースで、香川支部の選手がチャンプとなるのは初めてのことだ。これで全18支部のすべてから養成所チャンプが生まれたことになる。
現在行われているヤングダービーには、香川支部が最も多い10名を送り込んでいる。過去3大会は4、5名にとどまっていたものの、今年は一挙に増えたことになる。支部の若手が全体的に好調である証でもあるが、その支部にまた有望な選手が加わることになる。
ちなみに過去、最も多くのチャンプを輩出しているのは大阪で11名、2位は福岡で10名、3位は佐賀で7名となっている。佐賀は124期から126期まで3期連続でチャンプを出して、6名だった東京を抜いている。
129期の新人レーサーは全部で28名、これは128期と同数。ただし、128期には13名もいた女子が129期では8名のみ。入所時の女子の人数が10人と少なかったので、最近の新人としては女子の数が少なくなったようだ。ただ、42名が入所した男子が22名も脱落したのに比べて、女子の卒業率は極めて高かった。
129期は1年の訓練期間のうち、前半は原田富士男教官と荘林幸輝教官、後半は原田教官と山崎昭生教官が、それぞれ実技指導を担当したという。1年を通じてふたりの実技教官が指導したのは異例という。その成果がどう出るのか楽しみなところだが、129期にはB1級のあっせんを受ける選手が5名もいる。デビュー早々に追いかけてみるのもアリかもしれない。
レーサーと縁戚関係がある新人は4名。愛知の高井駿弥(しゅんや)は兄が高井雄基、香川の女子・石丸小槙(こまき)は兄が石丸海渡、滋賀の吉川晴人は父が吉川昭男で叔父が吉川喜継、そして最年少、寺田空詩(くう)はSGレーサー、寺田祥を父に持つ。