ヤングダービーの出場競争率?

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21日から徳山で開催される「第8回ヤングダービー」。その出場選考の対象選手は、ご存知の通り9月1日現在で30歳未満の選手だ。では、ボートレーサーで30歳未満はどれくらいいるのだろうかと集計すると、その人数はちょうど360人となった。

ヤングダービーに出場するのは52名。対象選手のほぼ7分の1が出場となるので、競争率で言えばそこそこにはなる。ただ、実際のところはそれほど厳しい倍率ではない。

というのも選出の基準となる期間中(前年7月~当年6月)の勝率に加えて、出走回数と事故率のしばりがあるため。期間中の出走回数が140回に満たない場合と、事故率が0.40以上の場合は選出除外となってしまう。

若手選手の場合、デビューから間もない選手はB2級がほとんどで、必然的に出走回数が少なくなる。さらに多少出走回数が増えてきても、技量が未熟で事故が多ければ、こちらも必然的に事故率が高くなってしまう。

今回の対象選手で言えば、出走回数が不足していたのは67名、そして事故率オーバーは86名もいる。これらの選手を除くと、ヤングダービー出場のための実際の競争率は、ほぼ4倍だったと言ってもいいか。

ただ、出走回数不足となる選手だと、もともと勝率的に出場圏内に食い込むことができる選手はほとんどいない。ケガや産休で該当する場合がほとんどで、今回も出場圏内の勝率を残しながら出走数不足となったのはひとりだけ。ただ、事故率の場合は引っかかる選手はそこそこ多く、勝率はクリアしながら事故率で涙を飲んだ選手は5人もいる。

F休みが重なってしまった選手は昨年が3人、一昨年は5人いたが、今年は幸いにもゼロ。ただ、褒賞懲戒処分により除外となった選手が4人もいて、これはかなり異例だ。