待機行動時間短縮の影響

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24日に始まった福岡の4日間シリーズ「スポーツクラブルネサンス杯」から、待機行動時間がこれまでの1分50秒から10秒縮まり、1分40秒となった。

ボートレース福岡のオフィシャルサイトには「選手間のコース取りの活性化を図り、ファンの皆様へエキサイティングで魅力的なレースをご提供するため、待機行動時間を変更いたします」と発表されていたが、枠なり進入が全盛のこの時代では、さらにインの強さに拍車がかかるのでは、と予想された。まだ2日間だが傾向をまとめてみる。

初日は新人選手が大外回りになるコースの入れ替わりが1度あっただけで、11レースが枠なり進入。インが8勝、2着3回、3着1回と、すべてのレースでインが舟券に絡んだ。2日目はインが6勝で、2着はなく3着が2回だった。イン1着率は58.3%、2連対率は70.8%となっている。

直近6ヶ月のデータではイン1着率は52.7%、2連対率は70.6%。これと比較すると、2連対率はほぼ同じだが、イン1着率の上昇がうかがえる。以前なら逃げは考えにくいようなインが勝って、イン逃げ万舟や、80倍、90倍台の好配当も飛び出した。

まだ予選2日間、わずか24レースを終えただけなので、その影響についてはもう少し検証が必要かもしれない。ただ、特別なシード番組がない福岡でこれだけインが勝つということは、「博多=イン受難・まくりが利く」という認識を改めていく必要かもしれない。少なくとも今節から待機行動時間が短くなっていることは意識しておくべきだろう。

全24場のイン1着率ランキングでは15位の福岡。今後、順位をぐんぐんと上げていくのか、それとも…。今後、福岡がどのように変わっていくのか、引き続き見守りたい。