伸び型選手の人気

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菅章哉

藤山翔大菅章哉高田ひかるらに代表される伸びで見せ場を作る選手たち。彼らの王道パターンは、スリットの手前からグッと伸びだし、1マークに到達する前にまくり切ってしまう。それはもう別の乗り物に乗っているのではないかと思うくらい全速になった時のスピードが違う。勝てない時の多くはスタート不発だった時。

その気風のいい勝ちっぷりにファンは急増中。彼らの出るレースだけを買うというファンもいることだろう。

まさに沸騰している彼らの人気。6コースから勝って3連単の配当が1000円台ということも珍しくなくなった。もはやうまみがあるとは言えないが、それでも人気を分け合うインの選手を潰してくれたり、外の選手を連れてくるスジになったり、さらには自身が負けてもその隣の選手に展開が向くことでお宝配当を演出したりと、いろんな事が考えられて予想が非常に楽しい。

舟券人気というと、近年は峰竜太の独壇場だったが、この半年における平均人気順において峰は1.76。これに対して菅は1.63で全選手1位に躍り出た。2位は江口晃生の1.71、3位は池田浩二の1.74、峰は4位になった。もちろん走っている舞台が違うので一概に比較できるものではないが、それでもあの峰を上回ったということはすごいことだ。

なお、高田ひかるは6位の1.81、藤山翔大は1.88の9位となっており、伸び型選手の人気の高さがうかがえる。

舟券貢献度はもちろん、レースのインパクトなどますます注目度が上がる彼ら。優勝を積み重ねればクラシック、そして来期A1級が確保できればオールスターとボート界最高峰の舞台で彼らの走りを見る日も決して遠い未来ではないだろう。