夏のインコースはちょっと危険

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

梅雨も明けて、本格的に暑くなってきた。各レース場でも30度超えが多くなってきており、エンジンのパワーダウンは必至な状況になっている。

気温が上がるとレースにどのような影響が出るかだが、一般的に言われてきたのは出力ダウンによってスロー勢が劣勢になること。簡単に言えば、インコースが弱くなる。

例えば、気温29度以下のイン勝率は56.7%だが、30度以上になると54.2%まで下がるという事実はしっかりとある。

イン以外では気温が高くなれば4コースの勝率は上がる。数字にするとわずかだが、状況によっては数字以上に影響を与えていることも多い。

以前に比べると、夏場でもインは逃げやすくなってはいるものの、やはり気温が上がり過ぎた場合は厳しくなるのは間違いない。

特に注意したいのは前日との気温差。大幅に上昇した場合は調整が間に合わないこともしばしばある。前半戦はそれが顕著に表れてしまうこともあり注意が必要だ。

落として差し構えになりやすい2コースもパワー不足に泣くことが多い。このような気温変化で結果を出しやすいのは、思い切って握っていく選手。

多くはセンター3・4コースのまくりで、タイミングさえ合ってしまえばあっさりと決まるのが特徴。

さらに展開を深読みするならば、まくる艇の外が妙味。気温上昇でパワーダウンする場合、まくった艇は回ってから前に押すパワーも半減して流れるケースも多い。

そんなケースではひとつ外のまくり差しが意外と簡単に入ることも。気温上昇に注意して臨機応変に舟券作戦を立てたい。