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【片岡雅裕】
今年1月から6月における事故発生率は約7.9%である。これは総レース数から事故(FやL、その他失格などすべて含める)の件数を除いたものなので、実際にはひとつのレースで複数の事故が発生することも多いので、1レースあたりではもう少し低い値になる。
20年ほど前であれば、この数値が約10%あり、10レースに1度はなんらかの事故が起きていた。それが最近は12~13レースに一度の割合となり、丸一日事故が起きないということも珍しくなくなっている。
ボート界ではフライングなどのスタート事故はもちろん、転覆などの失格(選手責任・責任外問わず)もないことを「完全無事故」と呼んでいる。現在、この完全無事故の連続記録を最も長く継続しているのが片岡雅裕だ。
2016年10月25日に選手責任外の失格をし、その翌日から一切の事故をしていない。7月9日時点で連続無事故記録は1376回までのび、その間にSG優出(18年チャレンジカップ・芦屋)、GI優勝(びわこ65周年)を含む優出60回、優勝17回を記録している。
本日(11日)最終日を迎えた丸亀のGⅡ全国ボートレース甲子園に出場していた片岡だが、4日目の2走はかなり危ういレースだった。
前半の2Rはスタートした瞬間に「判定中」となった。通常であればすぐさま返還艇が知らされるが、2マークを折り返しても、ホームを過ぎてもなかなかFコールが告げられない。レースが2周1マークに入るところでようやく1号艇と3号艇がフライングのアナウンス。4号艇だった片岡は03のスタートで、集団Fを回避した。
後半9Rは5号艇で登場。5コースから進入し1マークはまくり差し狙い。するとひとつ内の石渡鉄兵がターンマークに激突して落水し、6号艇の久田敏之もその影響で落水失格。2艇が絡んだ事故を先に攻めたことによって事なきを得た。
全体で約8%起きる事故を1300回以上連続で回避し続けることは天文学的なことである。歴代最長の完全無事故連続記録は中林秀人の2749走。片岡はすでに歴代2位となっているが、どこまでこの記録に迫れるだろうか。
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