7月号インタビューダイジェスト
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【松尾拓】
本誌マクール7月号では、松尾拓が巻頭インタビュー、マルトレでボート界を席巻している丸野一樹、マエクミトークで竹田和也・中村桃佳夫妻が登場。それぞれの話をダイジェスト形式で紹介しよう。
〇「僕も穴党だった」松尾拓
ー松尾拓の艇番別成績によると、1・3・4号艇の回収率が高く、なかでも3号艇時は221.7%と抜群の数字。そのことを本人に直撃した。
僕を買い続けると儲かるんですか?それは知りませんでした。オッズを見て自分の配当が高かったら闘争心が湧くことはありますね(笑)。逆にルーキーシリーズの1号艇みたいなときは見ないようにします。外枠でオッズが高い時にはやってやろうと思いますけど、インでバリバリに売れているのを見たりしたらプレッシャーにしかならないですから。
回収率が高いということは、信頼度が低いってことなんでしょうけど、それはしたかないです。僕自身で記念で通用するのか?って思いながら走っているわけですから。それに選手になる前は舟券を勝っていましたが、僕もどちらかといえば穴寄りに買っていた方なので、僕から穴を取ってくれる人がいるなら嬉しいです。
〇「ターンの後出しができるようになった」丸野一樹
ートレーニングがボートにつながったことは?
一番最初に浮かんだのはターンのキレ。舟の向きとか、初動のクイック感とか…。具体的にここというのを断言することはできないですけど、ある時を境に何かが変わったという感覚はあるんです。これだったら上でも戦えるっていう自信が持てるようになりました。
例えば僕が3コースだったとして、僕はまくり差しとかまくりを狙うわけですけど、2コースが意表を突くツケマイを打ったとします。その時、とっさに差しに切り替えられる能力、これがトレーニングの効果だといえるかもしれませんね。
リスクが高いから元々決め打ちはしないんですけど、「ターンの後出し」ができるようになりました。他艇の動き次第で、いろんな動きができるように、その準備をしておくことが大事だと思います。
前田くみ子:1年以上産休を取っていた桃佳ちゃんが復帰するにあたっては家族会議があったんですか?
竹田和哉:産後初の練習に行くとき、事前に聞いてなかったんですよ。
中村桃佳:メッチャ怒られました。私が相談する前に練習に行く手続きをして、この日から練習に行くからって事後報告したんです。そしたら「ハッ!?ケガしたらどうするんや!」って。でもその日は練習を入れている人がひとりしかいなかったんで、これは乗り放題だし、チャンスやって勝手に決めたら怒られました。
前田:心配だったんですよね?
竹田:F休み後に久しぶりに乗るのでも「こんなものに乗ってたんだ!」って感覚になるんですよ。それが1年以上乗ってなくて、トレーニングもやってなかったし、乗れるわけない、と。とりあえずそこで腹筋でもやってみろって言いました。
前田:ハハハ。少林寺拳法をやっていた桃佳ちゃんにしたら、腹筋はなんてことなかったですか?
中村:産後に1回もできなくて、それは結構ショックだったんですけど、そのときも5回ぐらいでいっぱいいっぱいでした。でも乗ってれば勝手に筋肉はつくだろうと思っていたので…(笑)。
前田:実際に産後初練習はどうでしたか?
中村:意外に乗れるなと思いましたね、私。
前田:天才肌ですねぇ(笑)。
中村:ただ、ひとりで乗るのは大丈夫だったんですけど、模擬レースをしたら怖くて。最初、6コースから行かせてもらったんですけど、5本の引き波を超えるのがすごく怖かったです。座ったまま5本の引き波を越えていました。怖くて立てなかったですね。