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グラチャンが終わり、29日からは三国G2モーターボート大賞が始まる。今年の7月はGIの開催がなし。その代わりと言ってはなんだが、三国を含め、丸亀のボートレース甲子園、びわこと尼崎のモーターボート大賞と、4つのG2が開催される。そこでGIとG2の違い・傾向を比較してみる。
最大の違いは、G2はA1級とA2級が混在しているということだ。ではこれがコース別勝率や配当にどのように影響するのか。
昨年1年間のイン1着率は、GI=63.1%、G2=61.1%。万舟率はGI=19.8%、G2=18.7%。いずれもGIの方がやや高いが、ほぼ同じとみていいだろう。
決まり手を見ても
まくり GI=10.9%、G2=11.5%
まくり差し GI=10.3%、G2=10.8%
差し GI=11.0%、G2=13.1%
とほぼ変わらない。
では大きな違いは何か。それはコース別の回収率。GIのコース別回収率は
1コース=85.6%
2コース=60.4%
3コース=69.1%
4コース=64.9%
5コース=65.0%
6コース=35.8%
一方のG2のコース別回収率は
1コース=78.3%
2コース=54.6%
3コース=52.9%
4コース=73.8%
5コース=62.5%
6コース=40.2%
GIではインコースの回収率が圧倒的に高く、他のコース(6コース以外)はほぼ同率なのに対し、G2では1・4コースの回収率がほぼ変わらない。そして最低回収率の6コースでも40%を上回っている。もちろん開催場の違いもあるだろうが、G2の方がダッシュ枠が利きやすいということだ。その分、2・3コースの回収率は50%台と妙味なし。7月のG2は、4~6コースを狙って、回収率を上げてみたい。
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