丸亀のスーパーエース・64号機

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25日の丸亀、12R優勝戦は1号艇・石橋道友がイン速攻で圧勝。9戦8勝、2着1本の準完全Vで、2019年11月の唐津以来、1年7カ月ぶりの優勝を飾った。

その石橋に久々の優勝をもたらしたのは、ケタ違いのパワーを誇る丸亀のスーパーエース・64号機。中間整備でパワー激変した一機で、近況の暴れっぷりがすごい。

3月に廣瀬将亨が優勝を飾ると、続く古川健は節間5勝、ゴールデンウイーク戦では中村晃朋が優勝。圧巻は5月のヴィーナスシリーズの田村美和。展示トップタイムを連発し、節間4勝をマーク。6コースからまくり差すなど、回収率は驚異の1490%を叩き出した。

その後も楠本晃嗣がデビュー初優出で準V、和田操拓は節間展示トップタイムと、戦歴を上げればキリがない。

全員に共通して言えるのは、前検時のコメントが"平凡"なこと。前検から「出ている」と言う選手はいないが、初日が終わった途端、「出ている」に急変。展示タイムの良さが目立つが、実際には「レースに行くといい」という実戦型エンジンだ。

7月にはGⅡボートレース甲子園、11月にはGI周年と、注目レースがめじろ押しの丸亀。64号機の行方に注目したい。