本当に強くなった西村美智子

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西村美智子

昨日(23日)優勝戦が行われた桐生のオールレディース、優勝したのは1号艇で人気を集めた櫻本あゆみでも、地元のエース松本晶恵でもなく、ベテランの寺田千恵だった。

レースを作ったのは西村美智子だった。カドから03までスリットで踏み込み大まくりを打った。通常であれば完全に決まった形だったが、バックで内を伝ってスルスル伸びた寺田が西村の懐に舳先をかけ、少々強引に2マークを先マイ。ベテランらしい粘りの走りで魅せた。

ここで注目したいのは惜しくも敗れた西村の方。最近本当に強くなったと感じる。初優勝は昨年4月の宮島。「優出はするけど優勝はできず」が続き、22回目でようやく優勝できた。

ほかの人の優勝でも「すぐに泣く」という西村。自身の初優勝時には「恥ずかしいほど泣いた」というほど大号泣だった。「泣き」といえば、峰竜太の専売特許だが(?)、西村は峰と同期(95期)。いつもは「峰、泣きすぎ!」と思うそうだが、実は西村も負けていない。

泣きに泣いてきた西村だが、勝率は5~6点を行き来することがほとんど。なかなかA1級にあがることができなかったが、前期勝率6.21をマークし、ついにA1級初昇格を決めた。

その勢いのまま突入した新期(5月~)の勝率はなんと7.22。まだ5節、出走回数50走のみではあるが、2優出1優勝と絶好調と言っていい流れだ。8月にはレディースチャンピオンの出場も控えており、このリズムであれば大きな仕事も期待できるのではないだろうか。