SG初出場を狙う面々

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21日に最終日を迎えた平和島の「第21回夕刊フジ杯~A1級VS東京支部~」の優勝戦は、1号艇・土屋智則が道中逆転で優勝。2014年に挙げた自己最多の年間4Vへ、早くも並んだ。

それにしても今年は一般戦で荒稼ぎする選手が多い。今年7Vの前本泰和や6Vの桐生順平はさておき、5Vは3人、4Vは10人、3Vは24人もいる。

なかでも目立つのは、記念レギュラーではなく、一般戦回りのA1級の活躍。4Vの山崎郡島村隆幸菅章哉、3Vの上村純一古澤光紀渡邉和将藤山翔大らが最たる例だ。

彼らに共通して言えるのは、SG出場がまだないこと。そして、来年3月のSGクラシック出場をモチベーションにしていることだ。

記念レギュラーではない選手がSG初出場を狙うには、クラシックかダービーだと言われている。例年、クラシックの出場権は、記念優勝選手に加え、年間優勝回数5回の勝率上位の選手が手にする。「手っ取り早く」と言うと失礼だが、記念で優勝を飾る方がハードルが高く、勝率や優勝回数は一般戦で稼げるからだ。

特に島村は、来年のSGクラシックにかける思いが強い。昨年は年間5回の優勝を飾ったが、勝率で次点に終わった悔しい思いもあるだろう。

2月の地区選以降、一般戦ばかり走っている島村。7月の尼崎GⅡMB大賞で久々の記念あっせんが入った。もちろん、そこでの優勝が“最短距離”にはなるが、それ以外は全て一般戦。今後も優勝回数を稼ぎ、SG初出場に漕ぎつけたいところだ。