東西ヤングの意義は?

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永井彪也村上遼

宮島で開催されていたウエスタンヤングが終了、これでヤングダービー出場権をめぐって争われていたふたつのレースの優勝者が決まった。イースタンヤングは永井彪也、そしてウエスタンは村上遼が優勝。いずれもすでに勝率で出場圏内に位置していたので、両レースでの下剋上劇とはならなかった。

ちなみに両レースの優勝戦に進出した12選手のうち、ヤングダービーの出場圏内に位置していなかったのはイースタンの石原翼のみ。この世代はそれだけ実力差が激しいと言えるが、となると「優勝で出場権」というのは若干ハードルが高いと言える。

準優に進出した選手だと、両レース合わせて8人ほどが出場圏外だったので、「優出すれば出場権」くらいのシステムだったなら、準優も盛り上がったのではないか。現状のままだと開催の意義がやや薄れている気もするのだが…。

ヤングダービーの出場ボーダーは、今のところ昨年並の5.45(昨年は5.44)。出場権争いは今月末まで続くが、ここから大きくボーダーが動くことはないだろう。

そして今年もまた、勝率では十分圏内にありながら、事故率オーバーで出場権を手にできそうにない選手がチラホラみられる。塩崎桐加佐藤隆太郎中村魁生、さらにはボーダーギリギリだった安河内健も6月上旬にF2となり事故点オーバーとなってしまった。トップルーキーの井上忠政も同じく出場権を失っている。

ちなみに、戸田の節間売上は約44億円、宮島は36億円、両開催あわせて80億円となった。昨年とほぼ同額の売上だが、昨年は桐生のナイター開催があったことを考えれば、今年は昨年以上に売れたと言えるか。