福岡GIは準優が鬼門

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前田将太

福岡で開催中のGI「福岡チャンピオンカップ開設68周年記念競走」は4日間の予選が終了し、ベスト18が出揃った。予選トップ通過の前田将太をはじめ、坪井康晴枝尾賢が準優1号艇を獲得。優出を目指したイン戦に臨む。

ただ、福岡GIの準優は1号艇に優しくない。過去の準優3番の結果は以下の通りである。

10R11R12R
67周年1-2-35-4-23-1-4
66周年2-5-13-6-44-1-6
65周年2-5-11-3-41-4-3
64周年1-3-43-2-51-2-3

イン逃げ3連発での決着は皆無。昨年大会は10Rこそイン逃げ決着も、11、12Rで連敗。66周年では3連勝どころか3連敗を喫している。

福岡周年で初の予選突破が1号艇となった枝尾は「福岡は準優で1号艇を手にしたからといって有利なことはない。いくらエンジンが仕上がっていても楽じゃない」と警戒心を強める。

今年も波乱要素が満載。後半レースに向かって干潮時刻を迎えるため、潮回りが抜群。うねりもなく、外枠の選手が思い切って握って回るシーンが多く見られる。特に11Rは5号艇・西島義則の前付けで深イン必至な上に2、4号艇が地元福岡勢。波乱の予感しかしない。