女子戦の優勝戦は3コースが鬼門
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【田口節子】
5日に行われた戸田のオールレディース優勝戦は2コースの田口節子がまくって快勝した。人気を集めた1号艇の細川裕子は残念ながら1マークで転覆を喫してしまった。
女子戦の優勝戦はインコースに不安があり、以前から波乱含みと言われてきたが実際のところはどうか。その辺を少し調べてみた。
近年の女子戦における優勝戦のイン勝率(ほぼ逃げ確率)は以下の通り。2019年の78.9%が最高で、上昇傾向にあるとは言えない。優勝戦以外の女子戦全レースのイン勝率は徐々に上がってきてはいる。優勝戦に限っては、年々逃げ切りVが増えているわけではないのだ。
●年別の女子戦優勝戦のイン勝率
2021年 71.4%(53.9%)
2020年 68.0%(53.1%)
2019年 78.9%(52.8%)
2018年 72.5%(50.9%)
※()内は女子戦全レースのイン勝率
とはいえ、おおよそ70%くらいは1号艇の優勝である。これはほぼ一般戦と同じ。SGやGIになると75%で、少し上がる。
インの強さよりも注目ポイントは実は3コースにある。3コースの優勝確率は全グレード集計でだいたい8~9%。しかし、女子戦限定だと1.8%しかないのだ。これは過去3年の集計で100レース以上のサンプルなので、データとしてはある程度成立しているレベル。
ちなみに2コースは12.8%で、4コースが6.4%。これを考えると女子戦の3コースはほぼ死に目になっており、その分は2コースか4コースが吸い取っている格好だ。
イン逃げの予想があくまでメインだが、穴目を狙うなら3コースは鬼門。2コースからのジカまくりか、4コースのカドまくりが女子戦では有効だろう。