自分が一番ファンの重みを感じてレースをしている~オールスター表彰式~

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峰竜太

若松で開催されたボートレースオールスターは峰竜太の優勝で幕を閉じた。涙の優勝インタビューとなったが、ファン投票1位というプレッシャーがとてつもなく大きいということが伝わってくる内容となった。

司会:おめでとうございます。いまのお気持ちは?

峰竜太:1ヶ月前くらいから相当なプレッシャーを感じていました。走りたいというワクワクした気持ちよりも、できることなら走りたくないというくらい重圧に押し潰されそうでした。いまは現実と思えないくらい嬉しいです。

司会:重圧がかなり大きかったのですね。

:3万5000票という数字は簡単じゃないし、峰が優勝するようにと入れてくれた票だと思います。自分にはそんな大役が務まらないと思っていたので、いまこの場にいれて幸せです。

司会:投票してくれたファンの方への思いは?

:みんなが自分に期待してくれることがプレッシャーとなって、辛いと思う時期もありましたが、やっと恩返しできたという気持ちです。

司会:準優も進入からプレッシャーがありました。

:久しぶりに夜眠れなかったです。グランプリの時でも眠れないことはなかったのですが、それくらいこの大会の重みと自分の責任感を感じました。

司会:舟足の仕上がりはどうだった?

:エンジンの限界がきていて、これ以上出すことは自分にはできないと思っていました。それでも菊地孝平さんが伸びてくるので、奇跡よ起これと思いながら最後までペラを叩きました。たぶん意味はなかったと思います(笑)。

司会:コンマ07のスタートでした。

:仕掛け自体がフライングのタイミングだったので、最高の優勝と最悪のフライングは紙一重だったと思います。恐怖でしたけど、全速で快心のスタートが行けました。いま思い返すだけでもレバーを3回くらい放りたいです。

司会:1マークを回ってからは独走態勢でした。

:昨日から悪いイメージばかり頭に出てくるので、それを塗りつぶすように何回もイン逃げを思い描いていました。実際にそうなった瞬間には優勝を確信しました。

司会:ファンの声援はどうだった?

:皆さんの一言一言がすごく聞こえてきました。3万5000人にお礼を言いたいです。

司会:このまま年末まで突っ走りたいですね。

:燃え尽きて明日引退したいくらいです(笑)。この優勝で今まで以上にプレッシャーや期待がかかってくると思います。自分の力が落ちない限りはそれに応えていきたいので、年末のグランプリでも魅せたいと思います。

司会:今後の目標は?

:これ以上はもうないですね。グランプリもオールスターも勝てたので。自分の人生は幸せなのでボートレース業界を楽しませるように派手にいきたいです。

司会:最後に一言。

:本当にたくさんの投票ありがとうございました。人と比較するのは違うと思いますけど、自分が一番ファンの重みを感じてレースをしているという自負があります。ここまで自分を育ててくれたファンの皆様にもこれから精一杯恩返ししていきます。これ以上期待はしてほしくないですけど、それが自分の成長になっているのが実感できているので、これ以上の期待をして楽しんでください。ありがとうございました。