どこまで伸ばせる? 前本泰和

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前本泰和

28日からの多摩川GⅢに出場する前本泰和。その後、福岡GI、児島SG、丸亀GⅡと立て続けに記念レースのあっせんが入った。

前本は昨年11月の福岡GI準優でF。そのペナルティーで今年序盤は一般戦回りを余儀なくされた。5月15日からの平和島周年でGI復帰戦を迎えたが、それまでの一般戦で荒稼ぎ。平和島周年直前の芦屋では、今年7回目の優勝を飾っている。

これは昨年の峰竜太と同様のハイペース(峰は昨年4月25日に7回目の優勝)。野中和夫が持つ年間最多優勝回数の17回を上回るペースだ。

峰も前本同様、昨年の前半戦は一般戦回りだった。記念戦線に復帰後も順調に優勝回数を伸ばしたが、秋口に急失速。最後にグランプリを制したが、結局14回でフィニッシュした。

前本も記念レース続きでは、さすがにこれまでのように優勝回数を伸ばすことは容易ではないだろう。ただ、前本は過去に2回、10回以上の年間優勝(2007、14年)があり、07年は5月から7月にかけて7節連続優勝を達成するなど、爆発力がある。これは連続優勝の最長記録だ。14年は10月から12月に4回の優勝とスタミナ面も問題ない。

今年の年間勝率でも峰を抑えてトップを走る前本。今後も優勝回数を伸ばし、峰が塗り替えられなかった記録更新となるか。そして6年連続で年間最高勝率を取り続けている峰に土をつけることができるか。前本から目が離せない。