塩崎桐加、期始めにF2…

【塩崎桐加】

5月は「期始め」と言う。選手の級別審査期間は、11月から4月、5月から10月で、現在は来年1月から6月に適用される級別を決めるための戦いが行われている。

期始めにおける選手の考え方はそれぞれで、序盤からいきなり飛ばすタイプもいれば、期末にかけてリズムを上げていくタイプもいる。主に記念を走る選手には後者が多い。それは記念は1節あたりの出走回数があまり稼げないから。A1級は高い勝率を残さなければならないが、最低出走回数90走というのが高い壁となる。記念開催の場合、一人あたりの出走回数は7~9走程度。一般戦におけるA1級ならば6日節で10~12走とその差は大きい。なので記念クラス、特にグランプリを目指すような選手は、出走回数に目途が立つまでは、なかなかスタート勝負しづらいという。