碧南での訓練

【峰竜太】

愛知県碧南市にある日本モーターボート選手会常設訓練所、通称・碧南訓練所。非常識のフライングやF2を犯した選手、一般戦の優勝戦やSG・GI70日以内にフライングを切った選手は3日間、碧南訓練所のスタート練習が課せられる。

これは新人選手のみならず、スター選手でも同じ扱い。3月の浜名湖GIで非常識Fを切った峰竜太も12日から碧南入り。「大村のSG(2019年メモリアル)の準優でフライングした時以来の参加かな」と苦笑い。

碧南行きが決まった選手は、罰金を払わなければならない。そして交通費も自費となる。ただ、碧南訓練所は選手会の施設のため、携帯電話などで外部との連絡は可能。「普段のレースとは違って、携帯電話を預けないでいいのは救いっすね」とのこと。

では碧南でのスタート練習はどんなものなのか。「昼前に碧南に行って、午後からスタート練習を10本。2日目は朝から20本(笑)。3日目に本番(テスト)を5本して終了です」。ただ、3日目の5本でスタート事故を起こすと後日、"追試"を受けなければいけないという。