まくりまくられまくり差し?
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虫の中には「トゲアリトゲナシトゲハムシ」という、トゲがあるんだかないんだかよくわからない虫がいるそうだ。
4月15日の丸亀1Rでは、それになぞらえたかのうような、2コース「まくりまくられまくり差し」とでもいうべき珍妙なレースがあった。
出場選手は1号艇から吉原聖人、江頭賢太、渡修平、北川太一、小松卓司、高濱芳久。コース取りで高濱が動き、それを入れた江頭が3カドに引き、並びは16カド2345の2対4。
スタートは江頭がコンマ60と大きく後手を踏み、スローの2艇もコンマ20台。一方4コースの渡が11のスタートを決め、スリット後、一気にまくっていく。通常であれば、このまくりが決まって渡が勝つか、その外の北川か小松のまくり差しで勝負が決するところ。
しかし意外なところから突き抜けてきた。それが2コースの高濱だ。インの吉原に対してはまくったが、渡には完全にまくられた。しかし見た目にはまくり差しハンドルがズバリ入っており、「まくりまくられまくり差し」となるわけだ。
現在の公式発表は「決まり手:まくり」となっているが、レース終了直後は「2コースのまくり差し」となっていた。このレースがまくりかまくり差しかと問われたら、まくり差しの方が正しい気はするが、2コースからまくり差しというのはボートの常識からするとあり得ないこと。それで決まり手が変更されたのかもしれない。
「まくりまくられまくり差し」のレース、ぜひみなさんもリプレイで確認してみてはいかがだろうか?