優勝100回の難易度

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赤岩善生

9日のびわこ一般戦で通算100回目の優勝を飾った赤岩善生。その中にはSG1回、GI6回が含まれるが、1998年5月にデビューした赤岩は約23年での大台到達。これは歴代最速のスピード記録となった。3月16日には歴代143人目となる通算2000勝を達成しており、何かとメモリアルな1年となった。

 

では優勝100回はどれだけすごいことなのか。100Vの達成者は過去16人おり、赤岩で17人目。難易度の高いと言われる全24場制覇でも歴代で32人いるだけに、いかに少ないかが分かる。

 

歴代の達成者の顔ぶれもすごい。現在、現役選手で100Vに到達しているのは135回の松井繁を筆頭に、前本泰和(123回)、山室展弘(116回)、守田俊介(111回)、今垣光太郎江口晃生(106回)、そして赤岩の7人。

 

ちなみにこの7人の中で、24場制覇との“W達成者”は前本、山室、今垣、江口、赤岩の5人と、さらに希少価値が高まる。ちなみに24場制覇を達成している服部幸男深川真二は通算99Vで、ダブル達成が目前に迫っている。

 

では赤岩の最速記録を抜きそうなのは誰かといえば、可能性があるのは現役最強戦士・峰竜太くらいか。今年でデビュー17年目に入った峰はこれまで通算80V。今の峰ならあと2、3年であっさりと到達する可能性さえある。

 

そもそも通算優勝回数でトップ100に入っている30代の選手は、峰の他には71位タイの石野貴之(60V)と75位タイの毒島誠(59V)しかいない。石野は5月で20年目、毒島は19年目に突入。この2人の最速記録の更新は限りなく厳しそう。

 

つまりそれだけ赤岩のスピード達成は偉業といえるもの。今後もさらなる優勝ラッシュに期待したい。