GI優勝戦にめっぽう強い桐生順平

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桐生順平

宮島で開催中のGIダイヤモンドカップは、中止順延もあって7日目の10日が最終日。9日の準優は、12Rで予選トップ通過の寺田祥が優出を逃す波乱。この結果、準優11Rを逃げて勝った予選2位の桐生順平が、優勝戦の絶好枠を手に入れた。

もちろん12個目のGIタイトルを狙う桐生が人気の中心となるが、桐生はGI優勝戦で無類の強さを誇っている。過去5年(2017年~)、桐生はGIで19回の優出があり、1着率は36.8%。これは峰竜太(29.4%)、毒島誠(26.3%)を上回る数字で、優出10回以上の選手の中では、田村隆信に次いで2位。勝率も8.68を残している。

どの枠番からでも優勝を狙えるということだが、さらにインに入った時の桐生の強さは破格。桐生はこれまでのGI優勝戦でインに入ったのは10回(1号艇は11回)。初めて1号艇を手にした15年の大村GIでは無念のFに散ったが、それ以降は9連勝中と負け知らずだ。とにかくスタートの踏み込みが鋭く、スリットで後手に回ることはまず見られない。ここ一番の勝負度胸、勝負強さがあるということだろう。