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【守屋美穂】
昨日の当欄では、2020年度のボートレースの売上をお伝えした。2兆円超えのビックリするような金額。年度ではなく年次売上は今年の正月にすでに報じられ、その金額が約1兆9800億円だったので予想できなくはなかったが…。
さて、この売上大幅アップに貢献した一大要因のひとつが、間違いなく女子戦だ。何しろ浜名湖クイーンズクライマックスの売上が169億円、多摩川レディースチャンピオンが115億円、さらに芦屋で行われたGⅡのレディースオールスターが102億円、そして蒲郡のGⅡレディースチャレンジカップはわずか25レースで52億円も売り上げた。
上記のようなビッグレースだけでなく、オールレディース、ヴィーナスシリーズも売れに売れまくった。1節で60億円以上をマークした開催が驚くなかれ10開催もあった。いずれもナイター開催、なかでも最高額を記録したのは今年1月の下関オールレディースで83億円、それに続くのが住之江ヴィーナスシリーズで80億円。これほどの金額になると、ナイター以外のほとんどのレース場の周年記念では、届かない売上だ。
昨年度、女子戦で節間売上が20億円を下回った開催はひとつもなく、20億円台だった開催も年間で6開催だけだった。そのすべては、無観客開催で若干混乱していた昨年4~5月のもので、6月以降に20億円台だった女子戦はない。10年ほど前は、よく売れたとしても20億円台だったことを考えると、もはや同じ女子戦とは思えない。
女子戦が売れたということは、つまり女子レーサーが舟券を売りまくった、買われまくったということでもある。では、選手別にみると、誰が最も舟券を売ったのだろうか。年度ではないが2020年の1年間で集計すると、ベスト10は以下のようになった。
1位 守屋美穂 66.2億円
2位 小野生奈 59.7億円
3位 平山智加 55.7億円
4位 平高奈菜 54.5億円
5位 大山千広 52.6億円
6位 松本晶恵 50.4億円
7位 田口節子 49.3億円
8位 遠藤エミ 46.5億円
9位 細川裕子 45.8億円
10位 海野ゆかり41.8億円
1位は、オールスターやレディースオールスターの得票が多かった大山千広、あるいはクイーンズクライマックスを勝った平高奈菜では、と思った人が多いかもしれない。しかし実際の1位は守屋美穂で、2位は小野生奈。このふたりは昨年の優出数が共に16回で女子1位タイ。売れる女子戦で優出することが決め手なのだ。
守屋の66億円は全選手中でも11位に位置する金額、また小野の59億円は19位だ。そして女子10位の海野ゆかりでも全体の50位以内となっている。売れる女子戦のパワーを、まざまざと見せつけるデータではないか。
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