イメージを覆す作間章

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作間章

選手の平均スタートタイミング(ST)は年々早くなってきているが、作間章はA級の常連ながら、艇界きっての遅攻派として知られている。過去5年間、10期の平均STはコンマ20。最も早かった期でもコンマ17(2018年前期)だ。

遅攻派の強豪の特徴は、白星はイン逃げと2コース差しが多いこと。仮にまくられても道中のさばきで追い上げて2、3着を拾うことが多いことが挙げられる。もちろん、作間もそんなタイプだった。

だがそんな作間に“異変”が起きている。作間の直近6ヶ月のコース別1着率をみると、インコースは65.5%とA級としては平凡だが、驚くべきは4コースで、1着率は驚異の21.4%。これは現役最強男・峰竜太の4コース1着率18.2%をも上回る。いかに作間がすごいかが分かる。コース別の平均STをみてもコンマ19ながら最速。決して速攻派に鞍替えしたわけではないが、回収率も3コースが24.1%しかないのに対し、4コースは96.8%と優秀。4カドの作間は“最強”なのだ。