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【松井繁】
昨年10月に現役を引退した今村豊さんが、BOATRACE殿堂入りの表彰を受けた。表彰の対象となることはすでに引退時に内定事項として発表されていたが、BOATRACE殿堂表彰委員会の審議で12月28日付けで正式に決定、今月23日に表彰式が行われた。
BOATRACE殿堂入りの対象選手は、競技の呼称がボートレースに変更されて以降に引退した選手となるが、その認定の基準がすごい。
1.2010年4月1日以降に現役を引退した元ボートレーサー
2.ゴールデンレーサー受賞者または振興会、ボートレース関係団体による、同等の表彰の受賞者
3.SG、GIの優勝回数が合計50回以上
4.現役期間を通じて品行方正を保ち、他ボートレーサーの規範となった者
グレードレースでの優勝成績が基準となる3のハードルがとんでもなく高い。2010年以降に引退した元レーサーという基準をはずして、これまでの全レーサーを対象としてみても、この基準をクリアしているのは以下の4人しかいない。
1515 彦坂郁雄 75回(SG9回、GI66回)
3415 松井繁 70回(SG12回、GI58回)
2291 野中和夫 56回(SG17回、GI39回)
2992 今村豊 55回(SG7回、GI48回)
この4人に続く成績で、さらに優勝回数で30回以上を残している選手を探してみても以下の7人しかいない。
1481 北原友次 42回(6.36)
3622 山崎智也 42回(11.31)
2096 中道善博 38回(8.30)
3388 今垣光太郎 38回(9.29)
3285 植木通彦 33回(10.23)
1488 岡本義則 32回(2.30)
3783 瓜生正義 30回(10.20)
歴代5000人以上のレーサーの中で、表彰の対象になる、あるいは近づける選手はこの11人しかいなかったということになる。このうち、何らかのハプニングがない限りは松井繁の表彰は確実だろう。しかし現役ながらマスターズ世代となった山崎智也、今垣光太郎、そして瓜生正義らにとっては、優勝50回以上までの道のりは年齢的に言ってかなりハードだ。
そこで現在30歳台で、時間的はたっぷりある選手を探してみると、以下のような顔ぶれになるか。
4238 毒島誠 37歳 18回(7.11)
4320 峰竜太 35歳 18回(4.14)
4168 石野貴之 38歳 16回(8.8)
4444 桐生順平 34歳 14回(3.11)
4205 山口剛 38歳 9回(1.8)
4350 篠崎元志 35歳 9回(2.7)
これらの選手は、今後、記念レースで年間4~5回優勝し続けられれば届きそうだ。とはいえ、たとえば過去5年で、年間に記念を5回優勝した選手は3人しかいない。山崎智也が14年に5回と15年に6回、毒島誠が18年に5回、そして昨年の峰竜太が5回。年間3~4回でも不可能ではないが、それを10年近く続けるのはかなり難しいことだろう。
一番可能性が高くなるのは、年間で爆発的な成績を残すことだろうか。松井繁は03年にGIタイトル8つという記録を残しているが、一度でも似たような活躍ができればBOATRACE殿堂入りの可能性はぐっと近づく。それにしても、気の遠くなるようなハードルだ。
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