川上剛の猛チャージに期待

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川上剛

今期も残すところ、あと1ヶ月余り。選手も期末の勝負駆け、勝率が気になり始める頃だ。

大幅アップもいれば、大幅ダウンもいるが、川上剛にとっては近年で最も苦しんだ期間だと言える。現在、常滑に出場中の川上の前検日(19日)時点での勝率は5.29。2007年前期から29期連続でA1級を継続している川上からすれば"らしくない"数字だ。

理由は明らか。期初めの常滑、津GIで低調機を立て続けに引いて5、6着を量産。するとリズム上昇の兆しがあった地元芦屋の正月戦で痛恨のフライング。年明けにはGI3連続あっせんで、またしても勝率を大きく落とした。

現在、A1級のボーダーは6.14、A2級のボーダーは5.41前後で推移しており、このままではA2級どころか、B1級陥落までもちらつく状況だ。

だがこのままでは終わらないのが川上らしさだろう。20日に始まった常滑では、近況好調の2号機を武器に、初日に6コースから白星をマーク。すると2日目はイン、そして3日目には5コースから快勝、得点率6位で予選を突破した。準優は惜しくも3着に敗れて優出は逃したが、この時点で勝率は5.42と、A2級ボーダーまで一気に押し上げた。

最終日の23日は、今節白星を挙げている5、1枠での2走。さらなる勝率アップも期待できそう。昨年には福岡支部長に就任し、支部を引っ張る立場。人望だけでなく、成績面でも若手を引っ張っていく。