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【坪井康晴】
レース呼称変更以降のボートレースクラシックを振り返る第3回目は2016年の第51回大会。それまでに14回もクラシック(総理大臣杯)を開催してきた"常連場"とでも言える、平和島での開催。
この大会を振り返ると、出力低減機の特徴が出たシリーズと言えるか。出力低減機は2014年から各場で順次導入が進み、平和島もこの大会開催の前年にすでに導入済みだった。
出力低減機導入の主たる目的は、突発的な接触事故の衝撃緩和。ただそうした目的とは別に、起こしのパワー低下でインが弱くなるのではないかなど、レースへの影響が注目された。しかし実際にはそれほどでもなく、それよりも注目が集まったのは、エンジンによる個体差が大きい、という点だった。
その影響はビッグレースにも現れ、導入の早かった児島で行われた15年4月のマスターズCでは、超エース機46号機を引いた今村豊がパーフェクトVを達成。また16年の鳴門オーシャンカップでは、評判の73号機を引いた石野貴之が序盤は苦しんだものの立て直し、準優は5コースまくり差し、そして優勝戦は3コース差しと、持てるパワーを炸裂させて優勝している。
平和島でもエンジン差の大きさは目立ち、そのためこのクラシックでも低勝率機を相当数使わざるを得ない状況だった。出力低減機の下位機は立て直すのが厳しいため、選手にとっては「下位機は絶対に引きたくない」のは当然で、エンジン抽選に注目が集まった。
クラシック戦前、平和島で注目されていたエンジンは15号機、28号機、55号機など。中でも渡辺千草から「鉄人28号」と名付けられた28号機はターン直後の二の足が抜群と評判だった。そしてこの鉄人を引き当てたのは坪井康晴。また強烈な伸びを見せる15号機は今垣光太郎が、秋以降は乗り手を選ばず噴きまくった55号機は守田俊介が駆ることになる。
そして坪井は予選得点率1位、今垣は2位、守田は10位で突破した。しかし準優11Rで今垣がインから痛恨のF、4号艇・守田は機力を活かして2着に。坪井は準優でただひとりイン逃げを決め、優勝戦1号艇を確保した。伸びが抜群だった今垣が去ったことで、優勝戦のメンバーでは坪井がダントツの存在に。最後はスタートやや後手を踏むも、スリット直後に強烈に伸び返した坪井が先マイ、あっという間に他の5艇を突き放して優勝した。
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