松本真広、水神祭間近?

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松本真広

2019年11月19日、福岡でデビューした125期の新人・松本真広(まつもとまさひろ)。本日(18日)まで197走したが、1着はおろか2・3着にも絡んだことがなく、まだ一度も舟券に貢献したことはない。

デビュー2期目の前期(20年5月~10月)勝率は1.27、新期(20年11月~21年3月)は1.56とわずかながら上昇しているが、B1級の条件となる2.00へも届いていない現状だ。

現在出走中の下関一般戦での成績(4日目終了時点)は6・6・5・6・5・6着で、一見すると浮上の目はないように見える。しかしレース内容はかなり充実しており、まるで未勝利の選手とは思えない走りをしている。

注目のポイントはチルト角度と展示タイム。今回の下関は新機新艇導入節。前検タイムは全体で7位のタイムをマークすると、初戦(初日5R)はチルト0度で同レーストップタイ。以降はチルトを1.5度に跳ねたり、0.5度に下げたりしている。

チャンスがあったのは3日目の9R。トップスタートを決めた松本は、スリットを通過した瞬間に絞っていく素振りを見せたが、隣に掛かりそうになってすぐに右にハンドルを切ってやめてしまった。あのまま伸び切っていればと思うような動きだった。

そして本日の4R。チルトは1度。展示タイムは6号艇の近藤稔也と同じトップタイだった。本番では半艇身ほど抜けたトップスタートを決め、ジワリと締めていくが、先に動いたのは隣の近藤の方。近藤が無理やり締めて行き、松本に展開が向いた。まくり差しでバックへ向くと、突き抜けるところまでは至らなかったが、先頭集団の一員となった。迎えた2マークで外を回し、3番手の位置。その後、周回を重ねるごとに順位を下げて行き、最終的には6着でゴールした。