あの時のクラシック~第50回大会

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桐生順平

呼称変更以降のクラシックを振り返る第2弾は、区切りの第50回大会(15年)。前年に引き続き尼崎での開催だった。

この大会を象徴する言葉は、ニュージェネレーションの躍進、そして事故多発、だろうか。後者の理由はスタート事故の多発、それも銘柄級の大物選手によるフライングだ。シリーズ6日間のうち、5日目以外のすべてでフライングが発生した。瓜生正義白井英治茅原悠紀太田和美らのビッグネームに加えて、前田将太黒井達矢がF、さらには今垣光太郎が選手責任の出遅れを喫した。

しかも瓜生と白井は代償の大きい2本目のF。黒井以外の6人はすでに権利を得ていたグラチャンのF休みにかかってしまった。さらに瓜生と白井は2本目なので7月のオーシャンカップも休みとなり、ふたつのSGを棒に振ることに。結果的には回避できたが、ふたりにはB2級降格の危険性まで生まれてしまった。

ニュージェネレーションの躍進という印象を強めたのは、桐生順平のSG初優勝だ。それまでもずば抜けたターンを見せながらも、ここ一番で勝てないレースが続いていた。SGでもすでに4回の優出、13年のオールスターでは1号艇で優出しながら6着惨敗と沈んだこともあった。

それが、SG優出5回目にして、ようやくその大輪を咲かせた感じだ。100期以降のレーサーとして初めてのSG優勝。桐生は次のSGオールスターでも優出し6着。もちろん年末のグラプリにもセカンド組で出場した(トライアル突破はならず)。

ニュージェネレーションそのものは18年に解散しているが、この桐生の優勝以降、中心メンバーだった毒島誠峰竜太らの活躍は触れるまでもないし、桐生もGPを含む2タイトルを追加。さらに昨年にはメンバーの若手だった篠崎仁志深谷知博がSGタイトルを獲得、まだまだこの勢力が艇界を引っ張る状況は続くだろう。

●第50回ボートレースクラシック優勝戦

着 枠 レーサー 年齢 コース ST 節間成績

1 1 桐生順平 28 1 0.08 2334211

2 3 中澤和志 38 4 0.18 3154221

3 2 毒島誠 31 2 0.18 2214431

4 4 仲口博崇 42 3 0.27 2324122

5 5 守田俊介 39 5 0.17 5222242

6 6 石野貴之 32 6 0.09 1521362

逃げ 3連単 1-3-2 2,280円 6番人気