鳴門の優勝戦は攻める艇を探せ！

【奈須啓太】

14日に行われた鳴門優勝戦は、4号艇の奈須啓太が4コースから差し切って、3連単は416の決着で1万3970円の高配当決着となった。

そもそも鳴門の優勝戦はインが負けることが多い。最近約半年の20戦を見ても、インの1着率は55.0％しかない。全場平均は同72％、明らかに優出1号艇の信頼度は低い。

当然、荒れやすく優勝戦の平均配当は1万1612円と高い。荒れるとはいえ、5コースや6コースの1着は20戦して1回もない。2～4コースから優勝が約半分出るというわけだ。

そして、この2～4コースの回収率はみな100％を超えている。要するに割が良いのだ。逆にインは39.3％しか回収率がなく、イン勝負は長い目で見ると危険が大きい。

決まり手で多いのは差し。2コースか4コースの差し切りで、まくり差しは意外と決まらない。インと攻めたコースの競り合いで、空いた1マークを偶数艇が差すというのが多い。つまり、攻める艇を見つけられれば、高配当のチャンスと言える。逆に攻める艇がいなければ、インが勝ちやすいという具合だ。