大山千広、巻き返しなるか

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大山千広

竹井奈美の今年初優勝で幕を閉じた戸田オールレディースから間髪を入れず、児島ヴィーナスシリーズが14日に開幕する。守屋美穂をはじめ、昨年の賞金女王で最優秀女子の平高奈菜など、豪華メンバーが集結した。

だが最も注目すべきは大山千広だだろう。先日の当欄では石野貴之の絶不調ぶりに触れたが、大山も近況の不調ぶりが目立つひとりだ。

大山の今期勝率(昨年11月~)は5.85。期末まであと1カ月半あるとはいえ、A1キープが危うい状況だ。F休み明けの芦屋レディースオールスターはドリーム1号艇で選出されたが予選落ち、前節の徳山ではドリームを含む3度のイン戦で逃げたのは1度だけ。6着を節間で3本と、勝率を大きく落とした。

ただ、反撃材料もある。児島は2018年のオールレディースを10戦6勝オール3連対で優勝。昨年6月のGⅢウエスタンヤングも8戦5勝オール3連対で制するなど、2優出2Vとドル箱にしている。大山の今期の出走回数はまだ48走と少ないだけに、荒稼ぎすれば一気の勝率アップも可能だ。

先日発表された5月の若松SGオールスターでは、ファン投票3位で選出。3年連続でドリーム戦に登場する。「昨年は何も活躍できていなかったのに、本当にありがたいですね」。Wドリームが組まれる今大会は、初日4号艇で登場する。勝率アップ、そして昨年6月の下関以来となる優勝で、ファンに復調をアピールしてほしいものだ。