浜名湖周年で悪夢の全艇フライング
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浜名湖で本日(3月2日)から始まったGI「浜名湖賞」5Rがまさかの大惨事となった。
出場選手は1号艇から是澤孝宏、森高一真、峰竜太、真庭明志、河合佑樹、山崎哲司。展示トップタイムを叩き出した3号艇の峰が人気の中心。
公式発表では風速8m、波高5cmとあるが、発走前はそれよりももっと強い風が吹きつけ、しばらく発走を見合わせていた。ようやくピットアウトしたと思ったら、スタートした直後、いつも冷静な実況アナが叫んだ。「これは全艇早いスタートとなっております!!ただいまスタート判定中…」。
結果は全艇フライング。スリット付近で峰や真庭がドーンとスロットルを放って大きく減速したことが見て取れるが、それでも間に合わなかった。
タイミングは是澤が+04、森高が+06、峰が+08、真庭が+01、河合が+12、山崎哲司が+06で、是澤と真庭以外の4人が“非常識なF”により即日帰郷となった。
先日の平和島で全艇Fが発生したばかりだが、記録が残る96年以降、GIでは初のこと。なお5艇Fによる不成立は3回あった。
峰が出場するレースの舟券は、売れる傾向にあるが、このレースももちろんそうで、4Rと比較すると123%アップ、5Rにして9R並みの売上となっていた。しかし残念ながら1億1739万7600円はすべて返還された。
強風などによって正常なスタートができなかった場合、出遅れには選手責任外が適用されることがあるが、フライングには一切それがない。全て選手責任。今回は水面コンディション的に非常に厳しく、選手には同情するしかない。
このFによる休み期間については、全員これが1本目なので、今入っている斡旋の最終日翌日から30日。是澤は4月7日~、森高と河合は4月19日~、峰と山崎は4月16日~、真庭は4月8日~。オールスターには誰も引っかからないので、ファン投票で選ばれれば、そのままSGに出場できることは不幸中の幸いか。