波乱要素たっぷりの平和島ヴィーナスシリーズ
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【今井美亜】
1日から平和島ヴィーナスシリーズが始まる。芦屋のレディースオールスター優勝戦と前検が重なるため、芦屋組の女子主力級は出場しないが、それでも個性的な好メンバーが斡旋されている。
平和島の女子戦はそもそも波乱含み。女子の上位級が参戦しないとなれば、なおさら混戦模様となるだろう。
過去3節の平和島女子戦の傾向をみると、イン勝率は44.2%とかなり低い。逆に6コース1着率は6.1%もあり、正直どのコースからでも狙えると言っていい。
最も強いのは3コースで、中でもまくりがかなり利く。決まり手を見ると逃げを除けば、この3コースまくりが7.9%で2コース差しの8.3%の次に決まっているところは見逃せない。
全体のまくり率も20.8%と高く、2~4コースならばどこからでもまくりは届くのが平和島女子戦の特徴である。ちなみに3コースからのまくり差しはほぼ決まらないと言っていい。そもそも女子戦はまくり差しは決まらないが、平和島では特に決まりにくい。
5コースはほとんどまくり差し。これは内側に攻める選手がいることが条件。6コースは最内差しでバック勝負だが、これは昔から当地では決まる。大穴狙いならこの6コース最内差し。
また、当地の女子戦では展示タイムが信用できる。スリットの足が重要になる平和島では伸びが大事。平和島の女子戦ではトップ展示艇は29.3%の1着率がある(通常開催は24.6%)。
センターからのまくりを狙うにしろ、6コースの最内差しを狙うにしろ、この展示タイム(伸び)は見逃せない。