A2・B1級の下克上はあるか

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芦屋で開催中のGⅡレディースオールスターは4日目が終了し、準優メンバーが出そろった。女王経験のある小野生奈遠藤エミが予選を1、2位で通過したのは順当ラインで、最後の準優1号艇は3位の廣中智紗衣が獲得した。

レディースASは、ファン投票で選ばれる大会だけに、女子のビッグレースの中でも実力差が大きいと言われている。A2・B1級からも多く選ばれるからだ。ただ、第1回大会はA1級が17人しかいなかったが年々増加し、今年のA1級は25人にまで"増員"。人気よりも実力が重視されるようになった感もある。

それでもふたを開けてみると、A2・B1級は例年通りの活躍を見せた。今回、18人に勝ち上がったうち、A1級は出場半数に満たない12人(長嶋万記高田ひかるは帰郷)。A2・B1級は6人が予選を突破した。昨年の第4回大会を制した岩崎芳美や第2回大会覇者の中村桃佳はいずれもA2級での優勝。ビッグレースとはいえ、"格下"にも優しい大会なのだ。