海水のレース場では「出来た」と叫ぶな

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2連単の時代は、1マークを回ると「出来た」と大きな声で叫び、すぐに払い戻し窓口に並ぶお客さんがいました。今でも1マークを回ったところで「出来た」と大声を出す人がいます。しかし、2マークで逆転もあれば、1着、2着が決まっているのに3着が最終ターンで変わることも少なくありません。3連単になってから接戦のイメージが強くなりました。大声を出して「出来た」と叫んだ人は、着順が変わると黙るだけです。大恥をかいて人のいないところへ移動していきます。人の不幸を見て喜ぶ人も多くいます。

ボートは先行有利な競技です。後ろを走れば走るほど引き波が残り、乗りにくくなります。元選手に聞いたところ、海水のレース場だと引き波があっても、それほど気にしなくてすむが、淡水だと無理な動きをすると不意打ちをくらうようにバランスを崩すそうです。水が硬いせいです。海水だと3着争いがもつれ、淡水だと早めに着順が決まるのも水質のせいです。海水のレース場ほど「出来た」と叫ばない方が良いようです。流れや波のある海水のレース場ほど着順変動があるので、舟券の方も浅く、広くです。